産休復帰後の仕事

本館を読んでもらえるとわかるけれども、私は製薬会社に勤務している。
ルーちゃんの出産後、会社に電話し、状況を報告。すぐにでも復帰したいと申し出た。でも、答えはこうだった。「残念な結果ではあったけれども、出産したこたには変わりはないから、産休をしっかりとって休みなさい。精神的ショックも大きいやろうから、診断書をもらってもう少し休んだらどうか。」と言われた。何もかも忘れて、がむしゃらに働きたかったけど、産休の取得は、他の人にも影響があるので取得することに。でも、それ以外は休まなかった。

出産後の初出勤は、腫れ物をさわるような感じの人もいたり、声をかけてくれる人もいたが、悪気はないけど、心につきささる言葉を言われたり・・・。何も知らない人は、「どっち生まれたの?」と聞かれ・・・。いちいち説明しなければいけないのはつらかった・・・。それも1ヶ月くらい続いたくらいで、後は時間が解決しれくれた。
産休後、同じ工場内ではあったが、職場異動となった。それまでは、市場に出す医薬品の品質試験を行っていたのだが、異動後は、開発品を扱う職場だった。

一番つらかったのは、薬害(医療過誤も含むが)に遭いながら、何で製薬会社に勤めてるのだろう。私が関わった薬剤で、自分と同じように副作用に苦しむ人がいるかもしれないのに・・・。という気持ちがすっごく続いたことだ。



新しい職場は、自分で仕事を計画して自分のペースでできたため、落ち込んだときは一人になることもできた。そして、異動後しばらくして、裁判が始まった。前の職場よりも全然休みが取得しやすく、裁判でも毎回休みを取ることができたことはありがたかった。
また、厚労省交渉にも休みをとって参加。陣痛促進剤の適正使用を訴え続けた。
そういう生活が続くが、もんもんと「何で薬害に遭った私が製薬会社にまだ勤めているのだろう・・・」という思いが続く。もちろん裁判費用を捻出するためであるが・・・。

1年以上経ったとき、いつも通り、厚労省交渉に参加したとき、別件で来られていたHIV訴訟の原告の方とお会いした。お話する機会があったため、率直に気持ちを話してみた。するとこう言われた。
「僕らは、副作用なんて言ってられないんだ。治験で効果がありそうだったら、多少の副作用なんて気にしてられないんだ。でも、促進剤の副作用は、使用方法に問題があって、本当は副作用というより「医療被害」なんじゃないかと思う。」私は目からうろこが落ちた感覚だった。

「そうか・・・。効果の裏には、どうしても副作用が生じるのは仕方がないところ。副作用以上に効果が得られることによりたくさんの命が助かる可能性がある。そういう仕事をしているんだ。わたしって・・・。それに確かに適正使用されていないことが多い。私の件も、状態からいうと、PGE2を服用する量が多かったし。」と思えるようになった。それから8年以上経過するが、この方のおかげで、仕事にやりがいを感じることができるようになった。今も充実した毎日を送れている。

本当に節目節目で、すばらしい人に出会い、私によい影響を与えてくれる。
ルーちゃんからの贈り物なんだろうなぁ。そのときから、ルーちゃんは、母を「ほっとけな~い!」と思ったんだろうなぁ。

by かったん
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by rumina2004 | 2010-01-28 23:23 | 日記
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へぐ☆巛、かったん、ルーちゃん、ミーちゃん、あーちゃんの5人家族です。たわいのない生活から陣痛促進剤問題を含めた医療問題も市民の観点から記載した日記です。


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