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赤ちゃんの死へのまなざし

注文していた本「赤ちゃんの死へのまなざし」が先日、届いてずっと読んでいます。

ほんまに「そうなんよ~」と思うことが多く・・・。

周産期に死産で子どもさんを亡くされた方のグリーフケア(悲嘆回復)について書かれています。

ルーちゃんは、裁判の終盤で争われたくらい(被告が損害賠償額を減少させたいため)死産に近い状態で亡くなりました。生まれすぐに亡くなったのと、死産といったい何が違うのか、法律で認められるかどうかの違いだけではないの?私は、どちらも大事な命に変わりはないと思っています。

死産であれ、生まれてまれてすぐ亡くなったであれ、大事な命には変わりはない。ただ、存在していたことを認めてほしいだけなんだよな~。

で、グリーフケアはほんまに大事で、一番大事なのは、退院後なんだよね・・・。これは私もずっと思っていたこと。

まあ、ルーちゃんの出産事故に遭ったときの入院中は、医療従事者の対応はマチマチで、本当に一生懸命向き合おうとしてくださったのは1名だけでした。この方には、今も本当に感謝の気持ちがあります。

産科関連で裁判になるかどうか・・・て、実は「グリーフケア」も関係しているのではないかと思っています。

病院側は、事故(過誤)だと考えられると判断したときの対応って、かなり構えていると思いませんか?

そして、早く退院してほしい、という空気がないですか?

経験者の方、いかがですか?

マニュアル化するだけでは、ルーティン化するだけなので、そこにいかに血が通ったケアができるか。

人間対人間の対応をしていただけるか・・・。

また、そこには人間対人間をやってくださる医療者の方々へのケアも必要だと思います。

出産に関する医療過誤に、直接的なグリーフケアをぶつけるには難しい側面もあるのですが(実際出産中での対応や言動も問題になるので)、「グリーフケア」は、事故(過誤)以降の生活(PTSDなど心の障害)を考えるとかなり有効になると考えています。

著者の方は、HPやブログも開設されているようなので、この辺をちょっと質問してみようかな(^^)

促進剤事故は、多くは使用量や開始量、増量が多かったり、分娩監視がされていなかったり、訴えたことが「しゃべられるから、陣痛はまだまだ弱い」ということで、事故(過誤)につながっているので、その辺のところは、原因不明で死産となってしまった方々との違いもあるけれども・・・。

でも・・・。亡くした子どもへの気持ちや悲しい気持ち、むなしい気持ちに変わりはないですよね。

出産事故における医療裁判を減少させたいのであれば、別のアプローチも考えていくのも手だと思います。

これはお互いのためでもあります。

本を読んでいると、現状でもいろいろと課題はあるようですが、出産事故に遭った方々へのグリーフケア(この場合は、重症脳性まひも死産も出生後死亡もすべて含む)をどのようにしていくか・・・、どのようにアプローチしていくか・・・。

私1人では考えられない事案ではありますが、方向性を考えていきたいと思います。

それをちょっと今年の夏の出産事故相談会(今治夏季セミナー)などで話してみてもいいかと考えています。

思っているだけではだめなんだよね。どこからか、何かしら行動に移すことが必要なんだよね・・・。

母、頑張るよ!ルーちゃん、応援しててな~。

by かったん

by rumina2004 | 2011-03-01 19:03 | 日記
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へぐ☆巛、かったん、ルーちゃん、ミーちゃん、あーちゃんの5人家族です。たわいのない生活から陣痛促進剤問題を含めた医療問題も市民の観点から記載した日記です。


by rumina2004
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