子供を失った悲しみ

ちょっと今日は重い内容です。すみません・・・。

昨日、朝日新聞の記事について一部紹介させていただきました。

「流産と死産」についての記事でしたが、私のように医療被害に遭い、生まれてすぐに亡くなった子供達、重症脳性まひで亡くなった子供達、今もなお障害と向き合っている子供たちや家族もいます。

医療被害は、誰にでも起こる可能性があるけれども、全体の医療から考えると確率は低いかもしれない・・・。

だから、誰も「自分が遭遇するかも・・・」とは思わない。医療被害のニュースが報道されても人事(ひとごと)になる。

かくゆう、私もそのタイプでした。私が医療被害に遭遇するとは、全くもって思っていませんでした。

私が遭遇した薬害は、治験結果からの確立でいうと0.1%。

そんな限りなく0%に近いもので、被害に遭うとは・・・。

異常を訴えても、しゃべられるから大丈夫・・・と思われていたこと、きちんと情報を受け取ってくださっていたら、異常の早期発見につながっていたと思うと、今でも悔しい思いがあります・・・。

治験数はそう多くありません。

実際は、世間で使用されて、初めてわかる副作用もあります。

しかし、私の場合は、治験の段階でもわかっていましたが、確率が非常に低い・・・。

流産や死産だけでなく、同じようにこうやって子どもを失った人々の悲しみは、同じ経験をされた方々でないと気持ちは理解していただけないことも多いかと思います。

10年経っても、風化せず当時の出来事を覚えている私は、時々、執着心が強いのか・・・と悩んだこともありました。しかし、昨日の記事で20年以上前の出来事でも心を痛めている、周囲が風化していくことが、長年にわたって悲しみを再来させる、等を拝読して、私だけじゃないんだ・・・と、ホッとしました。



特に、身内の風化はハンパじゃない。特に、次の子どもが出来ると、ルーちゃんのことはなかったことのようになってしまい・・・。

こういうことを記載すると、子どもさんを亡くされた方が、次の子どもを宿すことを躊躇するかも・・・と思いつつ、実際私が経験した出来事ですので、あえて書かせていただきます。

ミーちゃんは、ルーちゃんの事故後1年4ヶ月後に誕生した子どもなので、周囲はこれで私もルーちゃんのことを忘れられる・・・と思ったようです。

しかし、全くそうではありませんでした。事故にあったのは、通院していた病院から里帰り出産で、地元の病院を選択し、事故に遭いました。何度か今までも記載してきたことがありますが、3度ほど、ルーちゃんからのSOSがありました。それを気づいていながら、「思い過ごし」として対処してしまった私。すべては、SOSを無視した私の大きな間違いの判断のもとで事故に遭遇した。私がきちんとした判断をしていれば、今はルーちゃんは小学4年生として楽しく人生を送っていたことだろう。この子の人生を私が奪ってしまった・・・その気持ちはずっと・・・10年経っても、ずっと心にあり続けています。

もともと通院していた病院で、無事、生まれてきたミーちゃんを見たとき、里帰りをしなければ、ルーちゃんは無事に生まれてきた・・・。私の判断ミスで、ルーちゃんの命を奪ってしまった・・・。その気持ちが大きく占めていました。

ミーちゃんが生まれてうれしいことよりもその気持ちが大きくって、なんでミーちゃんを生んでしまったのか、ルーちゃんに対してもミーちゃんに対しても懺悔の気持ちが大きかった。

その気持ちを周囲にバレないようにひた隠しにしなければいけないことがどんなにつらかったことか・・・。
最初の日記も楽しいことばかり記載していたと思う。本当の気持ちを知られたくなくて・・・。
周囲は、ミーちゃん、ミーちゃんばっかりで・・・。

私の中では、やはりルーちゃんが長女で、ミーちゃんは次女なわけです。
世間と私の溝が日々大きくなっていくことで、気持ち的にしんどくなっていきましたが、それでも精神的にまいらなかったのは、同じような経験者の方々との交流のおかげだと思っています。

私の苦しい気持ちを理解してくれて、さらに共有してくださった。これが立ち直りをつかむきっかけとはなりました。

私の周囲ではそういう経験をした方がいなかったこともあり、周囲の言葉には傷つきました。

今でも、ミーちゃんのことを1人目と言われて、心では違う!と思いながら、周囲には「育児は1人目やけど・・・」と言っています。

世間との溝は埋まることはありません。自分でうまくかわす方法を見つけるしか自分を守る、強いてはルーちゃんの存在を守る、ことはできない・・・と最近は悟っています。

まあ、私達だけでルーちゃんの存在を感じていればよい、と思うものの、特に身内に言われた「もう、死んだ子のことを思っていないで、生きている子だけを見なさい」と言われたこと。そして、これはもっと聞きたくない言葉だったのが、「ちょっとミスしただけで、ごちゃごちゃ言うな。そんなことで病院が閉鎖したら大変。」とか「医者が謝るはずがない」と目の前で言われたこと。

いったい私はなんだったのか・・・。身内さえこうですから・・・。世間と溝が深くなっても仕方ないのか・・・。

私は、人の心の傷を理解できるようになりたい。私は、そんなことをいう人間にはなりたくない。

身内とは、残念ながら、目に見えない溝が出来てしまったため、もう今までのように普通に接することはできないだろうと思う。一線を引きながら、無難に接するだけだろうな・・・。もう、ルーちゃんのことを話すこともできない。ルーちゃんにはかわいそうなことをしてしまったけど、ルーちゃんを守るためにも、身内の前ではルーちゃんのことを二度と話さない、と心に決めています。(大人げないかも・・・と思いつつ、これは大事なこと)

流産や死産、生まれてすぐ亡くなった子ども達、歴史が浅かったからよかったという問題ではありません。

子どもを亡くした親(特に母親)は、ずっと悲しみを心に秘めています。

次の子どもさんを考えておられる方には、酷な内容かもしれません。でも、そういうこともありうる・・・ということを先に頭に入れていただいて、是非強くなって、新たな命を宿してもらえたら・・・と思っています。妊娠を継続し、出産することがどれだけ神秘的なことか・・・。

時々、ミーちゃんやあーちゃんに対しても複雑な感情が出てくることもありますが、それも現実なので、自分自身で受け止めています。

ルーちゃんにできなかったことを、めいいっぱいやってあげたい、愛情たくさんで二人を育てていくことが、きっとルーちゃんも喜ぶことだろうと、思えるようになりました。

ルーちゃんの存在がなくても、それでも私は3人の娘の母親。世間がどう言おうと、どう思われようと私は私。それでいいじゃない・・・(^^)と、つい最近思えるようになってきました。時間がかかってますけれども(^^;)

私は私。そこを見失わないように。

日々天国に近づいているのですから、ルーちゃんから頑張った!と言ってもらえるように、毎日の生活を楽しんでいきます。

by かったん
[PR]

by rumina2004 | 2011-02-20 18:39 | 日記
line

へぐ☆巛、かったん、ルーちゃん、ミーちゃん、あーちゃんの5人家族です。たわいのない生活から陣痛促進剤問題を含めた医療問題も市民の観点から記載した日記です。


by rumina2004
line
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31